日本サッカー Jリーグの逆襲

チーム予算でサッカーの質が決まらないJリーグ

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開始当時は高額の年俸で衰えた名選手を各チームが獲得したことから「年金リーグ」と揶揄されていたJリーグですが、近年、中国や中東のリーグに海外の有力選手を奪われ、国際的な知名度がない選手ばかりのリーグになっていました。

しかし、その状況を大きく変えたのがヴィッセル神戸です。ドイツ代表として10番をつけていたポドルスキの獲得から始まり、2018年にはスペインの至宝であるイニエスタの獲得に成功。さらに2019年、スペイン代表でイニエスタと共演していたビジャを獲得し、国際的に通用するアタッカー陣を取りそろえたチームになりました。さらにロシアワールドカップで日本代表のボランチとして活躍した山口も加入し、まさにJリーグの台風の目になったといえるでしょう。

チーム発足後、一度もタイトルを獲得したことがない神戸がこの豪華布陣でどこまでいけるのか、Jリーグの今後を占う意味でも注目といえます。また、Jリーグはチーム予算に関係なく力がフラットで面白いリーグだと世界的には認識されていますが、その点でコンサドーレ札幌にも要注目です。浦和レッズの監督を解任されたペトロヴィッチを迎え、2018年には大躍進を遂げました。神戸とは違い国際的なスター、あるいは日本代表選手はいませんが、魅惑的な攻撃サッカーを見せてくれるでしょう。

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